ヒトデと出会って 億万年

この時をかける少女で、劇中に効果的に歌われる童謡がありまして。
『桃栗三年 柿八年 柚子は九年で成り下がる 梨のバカめが十八年』
この歌が、なぜか物凄く聞き覚えがある。特に「梨のバカめが」の部分。
十数年前に飛び飛びに見たときの記憶ならば簡単な話なのだが、
前述の通り後半からしか見ていなかった自分には聴けなかった筈なのである。
そして数分の思案の果てに、私は答えにたどり着いた。
ウッチャンナンチャンやるならやらねば』で放送された映画パロディ
「時をかける転校生んぼ」の1シーンだ!(1990年12月8日放送分)
先日も軽く言及したこの作品、タイトルからも分かるようにウンナンの二人が大好きな尾道三部作をまとめてパロディした趣味と実益を兼ねた回である。
その中で、芳山和子と深町一夫の回想シーンを、満腹太(まんぷく・ふとる)とヒロインでなぞっていた筈なのである。たしか。(追記:満腹太じゃねーや、それは「小さな恋のメロディ」のパロディの方だ。)
あーすっきり。そうだよそうだよ、当時は「時をかける少女」は未見だったからこのシーンの意味がまったく分からなかったんだよ。十数年越しにようやく謎が解けたよ。爽快!
このパロディ、ラストシーンが転校生の「さよなら、オレ!」「さよなら、ワタシ!」をかなり忠実に(モノクロ処理さえも)再現して終わるんですよ。ウンナンの二人、本当に尾道三部作が大好きなんだろうなあ。